モスクワ映画祭のパースペクティブ・コンペティション部門で、最優秀作品賞を受賞したこの映画。
そんなこと言われたら期待しちゃいます。
始まって20分ぐらいで、「オシャレっぽい映画だなあ」と。
オシャレではなく、オシャレ「っぽい」。
制作者側が「よっしゃ、オサレな映画作ったるで!」って意気込んでる感じが漂ってきます。
でも、俺は好きです。音楽とか、編集とか、タップの使い方とか。
ストーリーの方は、まあ有りがちです。
でもそんな映画で号泣している俺は、つくづくベタな人間だなあ。
全編韓国語ということに関しては、
別に人種問題に触れてる訳でもないし、必要無かったかと。
あの世界観が出したかったにしても、「スワロウテイル」みたいな感じで日本語でも出来たでしょ。
あれじゃ、草彅以外の日本人役者はやり難いと思います。
いっそのこと、草彅以外全員、韓国人にすれば良かったのに。
まあ多分、企画段階で「コレは行けるでぇ!話題性十分やんか!」ってなったんだろうけど。
でもまあ、泣けたからいいや。演技良かったし。